2017年6月22日木曜日

ホーホー 蛍こい


蛍を鑑賞する機会があって「ホタルバス」に乗って出掛けた 梅雨の合間 真っ暗な川沿いに案内された 真っ暗な中 小さな川の周りに蛍が乱舞していた そういえば富山の沖の「ホタルイカ」も真っ暗い夜空に光を放っていることを連想した ここの蛍は凄い 手にも寄ってきて泊まる 源氏ボタルという説明 蛍にも品種が沢山あるらしい 日本では40種 世界に至っては2000種類もある 
何故 源氏か 諸説がある 源氏物語の光源氏?から 源平の源氏?から そういえば平家ホタルもあるなあ 源平合戦で敗れた平家 それゆえ平家ホタルは源氏ホタルより小さい
今週テレビを観ていたら「蛍の光」の作詞者を紹介していた 福島県の棚倉という街の出身だった稲垣さんという方 出身中の校章は「蛍」がデザインされていた
「蛍の光 窓の雪」はなんだか季節が夏と冬で矛盾しているようだが実は二つのことを言っているとのこと いわゆる「蛍雪の功」である 一途に学問に励む事を褒め称えるという中国の故事が由来である そうか蛍雪時代という旺文社の受験雑誌もここからきているのだ 夏は蛍の光で本を読む 冬は窓の雪で本を読む この日は真っ暗の中 スマホの明かりで足元を照らして歩いた 蛍の光では暗すぎる もっと蛍がいないと・・・

2017年6月18日日曜日

門下生による記念演奏会

同級生の修(つとむ)さんの演奏会にクラスメイト5名で行って来ました 修さんは3年4組の時の同級生 彼は教員の道を目指すために教育大学に進学しその後念願の学校に就職 初めは小学校勤務だったが 直ぐに高等学校の音楽教師に
丁度10年前に音楽教師生活37周年記念演奏会が今日と同じ会場であった この時は確か60歳の定年退職 あれから10年 今度は「退官」になっている 多くの門下生が企画した素晴らしい演奏会だった
教師はうらやましいと思う もちろん慕われた人しかその資格はないのだが 教師冥利に尽きると言ったところか 彼もたくさんの教え子を立派な人物に育て 世界的な演奏家を輩出したのだから功績は大きい たいしたものである 常に謙虚な姿勢には頭が下がる
今日も最後に彼が演奏したドビュッシー作曲の「映像 第1集」より水の反映 ラヴェル作曲の 水の戯れの2曲は譜面も観ないで演奏したのであるが心に響く演奏だった アンコールでの曲も素晴らしかった
彼は謙遜しても71歳だから覚えてなくて間違えてしまうと言っていたが なかなか 思わず「まだやれる」と掛け声を発したのであるが 彼も80歳とかいっていたので意欲は充分あるようだ ただし我々同期も頑張らねばと思った

2017年6月9日金曜日

「銀二貫」鑑賞

大阪松竹座で6月1日から「銀二貫」の舞台が始まった 大阪を舞台にした人情物語である 作者は髙田郁(かおる)さん この作品は大阪の書店員が選んだ「ほんまに読んで欲しい」本の第1回受賞作(2009年)である 
髙田さんはこの他にも現在放映中のNHKの土曜ドラマ「みおつくし料理帖」の作者でもある 二つに共通するのは「料理」と「真似をするところが出る」ということ この銀二貫でも美味しい「琥珀寒」という寒天料理が出てくる 「みおつくし」も料理がテーマであるし最後にはレシピの紹介もある
さて松竹座は若い女性で一杯だった 何故 そうこの芝居には関西ジャニーズJrの人気者4人が出演していたのだ 知らなかったいわゆる「関ジャニ」である 若いからと言ってキャーキャーの声はなく静かに笑いながら観ていた
この芝居の主役は松吉こと藤山扇治郎 藤山寛美の孫である 主役ではないが桂米團治も出ている 桂ざこばが脳梗塞のため急遽代演となったのだがなかなか上手な演技だった さすがの芸達者 父の桂米朝によく似て来たなあと思った 前から二列目の席で表情がよく分かった また松吉が惚れる真帆こと宮嶋麻衣もなかなか可愛く名演技だった
髙田郁さんは小さいころから山本周五郎の本をよく読んでいたとか 実は私も友人の影響で周五郎の本はよく読んだことを思い出す 人情溢れる作品に涙したものだった このような素晴らしい芝居を特等席で鑑賞出来て幸せである 因みに銀二貫は金33両だそうで 金33両と言わず銀二貫というのも作者のセンスである

2017年6月1日木曜日

地元の音楽祭にて


地元で開かれた音楽祭に行って来た 今年で31回目 毎年5月末に開催される メインステージの他にあちこちで音楽やらフラメンコやら落語やらフリマやらで賑わいを演出している 今年はお天気も良かったのでたくさんの人出だった
その中で選んだのは「BBFF」つまり「ブラス バンド ファミリー フェスタ2017」というイベント 中学校の講堂での催しだった 中学生 大学 社会人らの7団体が演奏した 会場は満員御礼 素晴らしい迫力ある音を聞かせてくれた
我が母校も音楽では全国的に有名である 1979(昭和54)年に音楽科を開設したのだから今年で38年になる 楽器 声楽で毎年コンクールで上位を占める 良い指導者が揃っているからだろう 現在の指導者と昨年の高松での全体同窓会でお会いした なかなかの有名人である 先生のブログもなかなか面白い
さて この日は最後に全員で「ふるさと」を合唱した 高野辰之作詞 岡野貞一作曲の唱歌である 岡野貞一氏は鳥取県出身 名曲をたくさん作っている 春が来た 春の小川 朧月夜 桃太郎などなど
「ふるさと」は ウサギ追いしではじまる 兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき ふるさと・・・高野辰之氏の故郷は信州 この地を浮かべて作詞したようである 良い歌だなあと思う