2020年11月25日水曜日

桜紫会会報(第65号)届く

桜紫会から会報が届いた 表紙は新校舎の工事が飾る 来年令和3年に新校舎が完成 5年には体育館が完成するという その後運動場が整備される 楽しみである 何月頃に竣工するのかは不明だがコロナの収束する頃には大丈夫だろうか なお新同窓会館の寄付金を募っているが既に1万円は寄付しているので名前が刻まれると思う 今いくら集まっているのか記載がないのが不思議である

昨年開かれた田村義彰元教頭先生のトークイベントが今回も掲載されていた 細かい字のため拡大鏡で読んでみた 田村先生は昭和52年に赴任されたようなので私たち昭和40年卒とは全く縁がない 体育科の教員だった 卒業生にはかなり慕われていたような感じでわりと面白かった

さて新校舎である 高松市立なので事業主体は高松市 その基本構想(平成26年6月作成)をみると総工費80億のビッグプロジェクトだけに慎重に取り組まれている様子が分かる 構想の中にこう書かれている「こうした長い歴史と伝統を受け継ぎながら  今日 までに 4万人を超える 卒 業生を送り出し  平成 30年に 創立90周年を 迎 え ようとしている  今日では国公立大学の合格者が県内でも1・2位を競う進学校であることから 中学生間の人気も高く 学校説明会(オープンスクール)の参加者は 毎年 入学定員の3倍を超える状況である」

新しい校舎が出来ると人気も高まると思う 教員も生徒もよほど頑張らないと新校舎に申し訳ない 開学したのは1928(昭和3)年 8年後の2028年には100周年を迎える母校 どんな学校になるのか楽しみである 


 

2020年11月22日日曜日

斑鳩の里を歩く


千早振る神代もきかず龍田川 からくれなゐに水くくるとは で有名な奈良の竜田川 秋のある日 訪ねてみた まずはJR三郷駅で下車して龍田大社へお参り ここは風の神で知られる全国でも有名な神社 コロナの収束を祈願する そして駅に戻って王寺駅に ここからバスで竜田大橋で降りる 竜田川は千早振るの里 初めての訪問 前から行きたかったところである 百人一首にも出てくる色男の在原業平がかって恋愛関係にあった二条妃(高子)に対する恋愛の歌である 落語にもこの千早振るは出てくるし映画でもヒット

落語では「百人一首かるた」に出てくるこの句の意味を聴かれたご隠居さん 珍説を語る 龍田川は相撲取りである 千早は吉原の太夫 遊びに行き千早太夫に振られた龍田川 千早の妹分の神代にも頼んだが聞き入れられず 傷心の龍田川は実家の豆腐屋に戻った おからを作っているとみすぼらしい女が店先に立っていた なんとその女の人が千早 龍田川はそれに気づいておからをあげなかった おからをもらえなかった千早は嘆いて井戸に入って投水した という話 オチは最後の「とわ」というのはなんだと聞かれてご隠居さん「とは」は千早の本名である で終わる

この日の竜田川はまだ紅(くれない)には早すぎた 多分11月末には真っ赤に染めるだろう なお「竜田揚げ」の名の由来は揚げた肉の赤色と衣の部分的な白色が竜田川の紅葉と光る水面に似ているところからきている

ここから法隆寺は歩いて30分と近い せっかく来たのだから足を延ばした 修学旅行の生徒もちらほら 拝観料は1500円 世界最古の木造建築・法隆寺 聖徳太子 没後1400年 日本初の世界遺産 国宝・釈迦三尊像 金堂 五重塔 夢殿 以前ブラタモリで紹介されたもうひとつの法隆寺の位置も確認した(非公開)この斑鳩の里には「藤ノ木古墳」もある なお法隆寺は別名斑鳩寺という イカルガという鳥が当地に居たので斑鳩と名付けられた