2019年12月31日火曜日

今年1年を振り返る



12月に帰省した といっても家はなくお墓もない 納骨堂に入っている父母のお参りに行くためである 昨年10月に墓仕舞いして菩提寺の納骨堂にお骨を納めた それ以来の帰省 高松市内ではなく綾歌郡綾川町なので交通が不便 いろいろ考えて坂出からカーシェアをして行くことにした 正解だった 2時間も時間短縮となった 菩提寺は「釜たま」で有名な「山越」の近く 是非寄りたかった 初めての「釜たま」すなわち「釜揚げ卵うどん」である 味は新鮮だった ここが超有名なお店であることは聞いていた 行列もなく直ぐに食することが出来た 敷地も広くゆったりできた ズルズル音をたてて味わった
菩提寺の納骨堂は立派である 住職さんとは昔からの縁 高校の後輩にあたる 丁寧にお参りした
坂出に戻り時間があったので秋山幸造先生宅に電話をするとご自宅におられるとのこと 英和君を誘って一緒に訪問 今年に入って目が全然見えなくなったということは修さんから聞いていた しかし声で分かるというので先生は目の前の教え子の顔が映っているのだろうと思う 同期の消息を語ると先生はよく覚えておられて感心した 御年94歳 どうしてこれほどまでに記憶力が良いのか尊敬するばかり 奥様が入れてくれた「ほうじ茶」を「お前はいつも なみなみ入れる そこがいかん」とか文句をいうのはお元気な証拠だ 
秋山先生の人生 「自分らしく」「好奇心をもって」「前向きに」「ありがとうが言える」の幸福の4要素が備わっている お名前の通り「幸造」=「幸せを造る」があらわしている 素晴らしいと思う 奥様に色々言いながら幸せな人生を送っている
年末に久しぶりに「ユニクロ」で買い物した レジは自分で行う「セルフレジ」品物を置くとバーコードかなにかを自動的に読み取る あとは現金かクレジットかで支払うだけ 簡単である 以前はたくさんのお客さんが列をなしていたのだが まだ大型店舗だけかもしれないがそういう時代がどんどん進んでいる
これからもネット社会が進化すると思う 光と影が存在するのも事実 便利な反面怖い部分も存在する アナログ時代を生きたものとしてはデジタルは段々ついていけない部分があると感じるようになった なんとか勉強せねばならないと思う
マリンライナーから高松から岡山に向かうと夕陽が沈むところだった 大槌 小槌が遠くに見える この風景だけは変わらず美しいと思う 母校も2021年には新しく建て替えられた姿を見せる 楽しみである



2019年12月22日日曜日

令和元年も終わり

令和元年の「令」が今年の漢字に選ばれた 私にとっての今年の漢字は何だろう 「友」だろうか 大学を卒業して50年の記念の年 同時に就職して50年の記念の年 前者はゼミの友を集めての同窓会 後者は会社時代の同期会 私が段取りしたのだが 残念ながら後者は実現しなかった 皆さんの健康上が理由 20人の同期は連絡先は分かっているのだが・・・会社を退職してまで会いたい人がいないというのが本音か つい最近まで少人数では集まっていたのだが・・・
大学時代はやはり21歳22歳の思い出がたくさん詰まっているから懐かしいのかもしれない 36人もいたゼミの同期は4人が鬼籍に入っている 先生も居ない 残り32人の内3人が音信不通 29名に連絡して19名が集まった 「これが最後の同期会」という文句が効いたかもしれない 北海道や東京、四国、山陰から遠路はるばる集合 もともと顔を全然出さない人もいるがその他の人は体調不良であった 何はともあれ京都の有名なお店で「すき焼き」を賞味しそのままホテルへ 翌日は母校を訪ねた
母校で卒業してから50年になるといったことを現役の学生に話したら驚いていた 確かに50年は凄いと思う 別れ際 これで最後というのは寂しいので最後にしないで欲しいという意見が多かった
ある新聞のコラムに同窓会や同期会に出る人は幸せな人であるという記事があった 有名な作家が書いたものである 「出ない人が不幸せということではない ある程度お金もあり家族もあり地位もあり健康でもあり・・・そういう人が出席する」のだそうだ 確かに言われるように同窓会に出るというのは「幸せの証し」かもしれない 「案内が来たら必ず行く」という友人がいる 私もそういう人間になりたいと思う
昨年は一郎君 今年は悟君という「親しい友」が天国に旅立ってしまった 年末を迎え謹んでお二人のご冥福をお祈りしたい