初めて稲荷山に登った 233mの頂上まで延々と鳥居が続く 驚いたのはそれだけでない なんと外国人ばかり 9割が外国人 京都観光で最も人気の観光名所である パワースポットのように要所要所にお宮がある 頂上まで登ることを「お山する」と地元の方は言う 往復約2時間コース かなりしんどい
歴史は711年和銅の時代に始まる 平安京遷都までに京都はかなり栄えたところであったのだろう 秦氏 加茂氏 八坂氏 粟田氏 小野氏などが支配していた それらの氏族は上賀茂神社・下鴨神社 松尾大社 伏見稲荷大社 蚕の社 広隆寺 八坂神社 法観寺(八坂の塔)粟田神社などを創建した 伏見稲荷大社もそのひとつ
昔はこの伏見まで市電が走っていたのを思いだす そのときは何回かお邪魔した しかし「お山する」ことはなかった そのころは千本鳥居もあったのかどうか
門前町に毎日お店が出ている 雀の焼き鳥は覚えている あの姿そのものだった 昔から有名なのが「いなりずし」「おいなりさん」である 鳥居の前に如何にも古いお店がある 「祢ざめ家」さん なにしろ秀吉が名付けたから相当古い 母親の病気回復祈願に早朝に伏見稲荷に参拝したがどこのお店も閉まっていたが・・・一軒だけ開いていたのを秀吉が見つけてお茶を頂いた 眼が覚めたのか「寝ざめ家」と名付けた 寝は祢祢の「祢」にしたとある 500年近い由緒ある「祢ざめ家」でおいなりさんを注文 1個150円で ランチは7個で1050円 麻の実入りで美味しかった