2017年2月28日火曜日

京の茶漬け 高松の熱燗


久しぶりに行く京都 昨年10月以来だ 何しろ京都は人が多い どこへ行っても人・人・人 年間5600万人以上の観光客が訪問 日にすると15万人以上が来ているというから驚きだ 外国人も多い 最近ではアジアからもたくさん来ている
必ず寄るのが京の台所 錦市場 細い路地にたくさんのお店が並んでいる 通路にはみ出しているので余計狭く感じる 外国人が食べ物を串にさして歩いている 負けじと日本人も 真似している ここ数年で食習慣も変わった 右手は漬物の打田さん ここで買物をすることが多い 数ある漬物店で私の御用達の店である
さて「京の茶漬け(ぶぶ漬け)」は落語に出てくる噺 京都の人はよく「いけず」と言われる 意地悪のいけず 長話するお客さんに早く帰ってもらおうと思うときに出る合図の口癖 その気もないのに帰ろうとすると「お茶漬けでも」 と言う この愛想に応えて食べる客人は「礼儀知らず」と言われる この茶漬けを一度食べてみようと大阪からの客人が登場するのが「京の茶漬け」 落語らしい噺で実に面白い
この噺のマクラに出てくるのが 「高松の熱燗」 客人が帰るとき 「熱燗でも」という これは「お構いしません」という意味 扱わんで・・・扱わん・・・ 熱燗になったという 扱わん お構いしません これは帰れという合図だ しかし私は高松でそんなことは聞いたことがない 桂春若師がいつも言っているのだが 確かに讃岐弁ではあるような気がするのだが
私もこの京の茶漬けを一度実際に食べてみたいと思い錦市場の有名店の西利さんの京の茶漬け店に入った 漬物が小さなカップに色とりどり 京野菜の代表 千枚漬け 壬生菜 赤かぶら すぐき の京野菜をチョイスして待っていると出てきた出てきた これが京の茶漬けか ほうじ茶をかけてサラサラ 味わいながら食する ああ美味しかった やはりすぐきが一番

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