2018年3月25日日曜日

明徳強し 英明惜しい


春はセンバツから 23日から甲子園球場で開幕した 19日から22日までは雨が降って寒かった しかし23日は快晴だった 近所のソメイヨシノも日当たりの良い場所ではほぼ満開 ちょっと早すぎるのではないか 予報の解説を聴くと「休眠打破」とか 休眠から目覚めて開花するという そういえば街の中もみなさん浮き浮きしている 財布の紐がゆるくなっているような顔をして歩いている
さて 25日の第一試合は明徳義塾と中央学院の試合 解説者の河原崎さんが「次の一点」をどちらが取るか 明徳にとってはいやな雰囲気と言っていた それが的中 見事8回に中央学院が逆転 ところが明徳は9回裏2死からセンター前ヒットと死球で粘る ここで4番の谷合がセンターバックスクリーンに逆転サヨナラホームラン 見事だった 谷合君はここまでノーヒットだった 力んでいたに違いない それを跳ね返しての精神力は見事
一方 第1日目に登場した香川の英明 國學院栃木との試合 接戦だった 9回裏の逆転のチャンスに力んで空振り三振 対照的な四国の両チーム 香川監督にとっては勝てた試合だったと思う 英明はもともと明善高校 女子高校だった セーラー服がまぶしく美人が多かったような気がする この明善を地元では「ドンバ」と呼んでいた 「ドンバ」は「バンド」を反対にしただけ ウェストに「バンド」をしていたからだ 昔はベルトのことをバンドと呼んでいた 明善は「ドンバ」女子商業は「ジョシショ」この2つが女子高 今は男女共学で名称を変更 私立高校は最近野球に力を入れている たぶん関西方面からの選手が多いのだろう 地元の人の馴染みは薄いのが残念
明徳の馬淵監督は名将と言われている 松井の敬遠でも有名になった 勝負師であるとみた 良き相談相手の宇和島東から済美高校の上甲監督が亡くなってから四国では代表する監督になった 明徳の評判は地元ではどうだろうか 須崎市の山の中に学校がある
私の時代は高商の若宮誠一 その後は池田の蔦文也 尽誠学園の香川智彦 香川監督は現在の英明の監督 やはり指導者の力は大きい 


2018年3月15日木曜日

初めての台湾 その2



台湾の見所といえば 定番は「故宮博物館」「中正紀念堂」最近では「九份散策」だそうである 食は「小籠包」「タピオカジュース」「バナナ マンゴーなどのフルーツ」 お土産は「からすみ」「パインナップルケーキ」「お茶」とか
しかし正味2日間では全部回れない しかも折角の最高級ホテルである ホテルでゆっくりしたい気持ちもある 年齢も考慮しないといけない そうだ現地の日本人に聴くのが一番良いと考え 教えてもらった 旅行のパンフはあてにならないことが多い 今回のメンバーの中に幸い台湾経験者が数人いたのも良かった
さて1日目は「九份散策」名物の「すり」と「ひったくり」に細心の注意を払う 階段を上ったり下りたり ここは2001年に公開された映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった街として紹介されたところ 途中 かって銅と金の産地として繁栄した街も見学 ノスタルジックな風景と珍しい滝と雄大な海と島の眺めに癒される
2日目のメインは「故宮博物館」 ここでの必見は翡翠で作られた「翠玉白菜」 白菜の上にイナゴとキリギリスが乗っている 最も愛されている作品のひとつとのこと 順番待ちの人が続く 昼食は「小籠包」で有名な「鼎泰豊」へ 実に美味しかった さすが世界一である 
その後 蒋介石の業績をたたえるメモリアルホール「中正紀念堂」に向かう ここではタイミングよく「衛兵の交代式」に遭遇 一糸乱れぬ動作に感動しながら次に向かう お土産を購入するためだ 最近の一押しは「ヌガー」 ホテルオークラのが一番人気 表示は「牛乳糖」とあった 早速購入 次に向かった「迪化街」で老舗の「からすみ」を購入して本日の目的達成
3日目はホテルの周辺の「地熱谷」を散策 露天風呂 公園での太極拳を観る お昼はお目当ての「圓山大飯店」の「金龍餐廳」へ 食は広州にあり 広東料理に舌鼓 実に美味しかった ここは台北のランドマーク 蒋介石夫人がここで要人をもてなしたところとか この日は化粧品会社のイベントがあった 着飾った美女がたくさん集まっていた 金色のまつげをした女性が目の前を通り過ぎた おお鳥か 一瞬そう思った 台湾は美人揃いであることを実感した 
今回は同級生の奥様も同伴 やはり女性がいると場が和む 奥様のガイドと笑顔が一服の清涼剤になった 謝謝
さて帰国 夢のような3日間だった 団体ツアーとは違った味わいのある旅だった 友人ともゆっくり話せた 満足できる旅に感謝したい そうそう朝食のバナナの味も忘れられない

初めての台湾 その1



台湾に行った 正確には台北である 大学時代の親友と一緒に来たかった 彼は一昨年逝去 親分肌のいい男だった 頭髪は常に短く清潔に そういえば歌謡番組の名司会の玉置宏に頭の格好はよく似ていた 石川なまりでゆっくりと話す 黒縁メガネの奥にある大きい目を開いて豪快に笑う 京都の上七軒での大人の遊びも聴いたことがある 酒も強かった 何事も真面目で几帳面 正に真実一路の人生だった ゼミでは同期はもちろん先輩・後輩からも慕われた人物である
その彼が関わった温泉ホテルプロジェクト 台北の北にある「北投温泉」である 日本が統治していた時代の1895(明治28)年に日本人がこの温泉の癒しの効果を発見 湯治場として賑いを造った ここは火山の後の「地熱」が泉源 かすかに硫黄の匂いがするラジウム温泉だ 池の中に湯けむりが立っていた
今回のツアーは彼を偲んで企画した 7年前からの念願のツアーである 同期5名と奥様1名が同伴 それぞれ羽田 中部国際 関西国際空港の3つから台北松山空港 桃園空港に向かった 
台湾は雨が多いところと聞いていたがこの3日間は晴れが続いた 24度です 寒いですという現地からのご案内 ええ寒い? やはり体感する気温の基準が違うのか 日本では20度を超えると暑いというのに 
2日目に世界一美味しいといわれる小籠包の「鼎泰豊」に行った 予約は出来ない 20分ほど並んだ それも楽しい時間となる 期待をもたせる時間を演出しているような感じだ そこで昼食を伴にした台湾駐在の美しい日本人から台湾の概況をお聞きする 今回一緒した親友の知人である 
台湾の人口は2357万人 面積はほぼ九州と同じ 台湾人の訪日は460万人 約5人にひとりが訪日している計算 逆に訪台は190万人 
台湾の人々の最も好きな国は日本(56%)親しみを感じるは80% 旅行したいは88%とか 好きな国の2位は中国で6%であるから群を抜いている まさに親日である
私にとって台湾は初めて 今は亡き父も母も終戦までは台湾高雄で生活していたのだ そんなこともあって楽しみにしていたのである 台北は大都市で車も多く バイクも多かった (バイクはベトナムの方が多いらしい) 活気のある都市だなと感じた 
今回のツアーは昨年7月から私が幹事となって計画していたもの 2月に母が亡くなったため忌中期間ではあった しかし中止は皆様にご迷惑もかかる 母には生前伝えていたこともあり台湾行を決断した それだけに二人がここで暮らしていたのかと思うとより感慨深い 両親からよく台湾時代のいい話を聴いたのを思い出した

2018年3月3日土曜日

プロ野球まもなく開幕


3月に入った 今日の陽気は5月とか 16度もあった コートも脱いで足早に京セラドームに向かう人々 まさに球春 このドームで横浜DeNAベイスターズとオリックス・バッファローズのオープン戦があった 今日から12球団が戦いを始める 球場のポスターには「腕試し」と書いてあった 公式戦と違って安く観られるのが魅力 しかも新戦力のお披露目でもある 今や球場も「ボール・パーク」 プレーを楽しむからスタジアムそのものを楽しむようになった ショー化している ファンサービスも多彩だ 入場者を楽しませてくれる 特にオリックスは商売が上手い 横浜も地元では負けていない 入場者にはシャツとかヘルメットを配る 勿論それは入場券には織り込み済みである オープン戦はそれがないだけに安くなっている 内野自由席2000円だった
物心ついた頃から横浜のファンだった 正確に言えば「大洋ホェールズ」 親父が三原脩さんのファンだったから 本籍地の香川県仲多度郡が同じだったのだ もっと正確に言えば「西鉄ライオンズ」 三原監督のもとあの稲尾・豊田・高倉・仰木 そしてわが先輩中西太さんが活躍した西鉄 その三原さんが西鉄から大洋の監督になってからのファンである 1960(昭和35)年だからかれこれ60年になる計算
さて今日は侍ジャパンが豪州と試合を行っているので横浜は筒香とか今永、山崎は出ていない その代わり昨年のドラフト1位の東投手 2位の神里外野手が登場した 二人とも及第点 これはレギュラー間違いなし 新外国人選手で注目のソト選手も先発で登場 クリーンヒットを放った 立ち上がりの3点を追いかける展開で結局は同点引き分けに終わった 阪神から移籍した大和 本名は前田大和らしい そう呼ばれていた 心機一転の31歳 さすがゴールデングラブ賞 華麗なる守備を披露した さあ今年もスマホのプロ野球速報に一喜一憂する日が近づいてきた