京都市の北 それも周山街道を通り越して福井県の方に向うところに美山がある 地名は京都府南丹市美山町北牧 JRで行けば京都駅から山陰線で亀岡 園部の先の日吉で降りる ここまでが1時間 そこからバスで1時間揺られて北集落(かやぶきの里)に着く
今から約20年前に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された ここは日本海と京都を結ぶ街道で「鯖街道」と言われている 鞍馬の奥も「鯖街道」と言われているがこことつながっている
江戸時代には約50戸の農家が維持してきたが今は39棟になっている 観光客が家の周りをうろうろしているので迷惑かもしれない 資料館で説明をお聞きすると屋根には1000万円もかかるという もちろん補助金もあると思うが大変なご苦労である 屋根は入母屋造り 主屋は南向き 由良川に平行するように配置されている
ここは京都かと一瞬思う そういう点では京都の意外なところを見る貴重な場所であると思う
ここに来る前に常照皇寺に寄った ここは京都市右京区京北町井戸町丸山 周山のバスセンターから30分 山あいにある静かな皇室ゆかりの古いお寺である 光厳法皇(1313年~1362年)によって開かれた 丁度南北朝の乱争の時代 天皇は40歳を過ぎる頃に禅の修行の道に入り当地にあったお寺を改修して常照皇寺を作ったのである 今は臨済宗天龍寺派に属する禅宗寺院になっている 菊のご紋があちこちにあった 裏山には「山国御陵」がある よくぞこんなところにと思うが 戦乱を遁れたかったと推察する
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