12月からNHK大阪放送局制作の朝ドラが始まった その前の「エール」も観ていた こちらは古関裕而さん物語 今回の「おちょやん」は浪花千栄子物語である 在宅勤務が増えて楽しみはこのドラマ 滅多に観なかったが今回は特別
舞台は大阪道頓堀 大正時代はここにたくさんの演芸場があったという 渋谷天外 藤山寛美 曾我廼家明蝶 五郎八 そして浪花千栄子 たぶん私たちの時代までであろう 私より若い人は馴染みが薄いと思う また興味のない人には浪花千栄子といっても知らないというだろう 今回のドラマで「大阪のお母さん」と呼ばれた浪花千栄子がどう描かれるのか楽しみである
さてドラマである 「笑って 泣けて 人情溢れる 波乱万丈の物語」まさにドラマドラマしている 12月は明治の末に南河内の貧しい家に生まれた千代の奮闘ぶりが涙を呼ぶ そして道頓堀の芝居茶屋に女中奉公 渋谷天外との出会い 父と娘の愛情 そして借金取りから逃れる場面で12月はお開き 1月からは京都で花が開くのか 楽しみである
ドラマや映画を観ていると不思議な人物や物や話が出てくる時がある 例えば「おちょやん」に「お乞さん」(乞食のこと)が出てくる 千代の施しに感謝する場面がある その後舟に乗せて京都に向かう場面がある その時の船頭があの「お乞さん」だった なるほどそういう仕掛けだったのか 映画を観ても同じだ 主人公が昔話をする場面がある その昔話が最後に出てくる 何気ない話や人物がドラマや映画を観ている人に「なるほど」といった気持ちを与えるのが面白いと思う
その道頓堀の戎橋 12月26日のお昼は人影がまばら 大阪は知事の外出自粛要請が効いたのかどうか しかし夜が問題である この時期 忘年会をする人はいないだろうと思うがそうでもない 大体8割の方は良いが2割の人は我関せずである 大阪の感染者急増はPCR検査が機能不全に陥っているからである なにしろ保健所の人材が不足し検査難民が出ているし濃厚接触者も接触者も追跡が曖昧になっている 消毒も出来ていない状態だ この「不都合な真実」を明らかにしない今の大阪府政・市政は残念であるが信頼できない