イスラエル博物館所蔵の作品が大阪にやってきた ゴッホ ルノワール ゴーガン モネなど初来日が多い 展示の中で6作品が撮影可というのも嬉しい
まずゴッホ「プロヴァンスの収穫期」 1888年の作品 南仏の麦畑を鮮明なタッチで描いている ゴッホにとって黄色は太陽の色 「ひまわり」も同じように黄色を使っている 浮世絵にあるような明るい色を求めてパリから南仏アルルにやってきたゴッホ 日本では7作もある「ひまわり」のひとつが東京にある 続いてルノワール「花瓶にいけられた薔薇」 ルノワールと言えば肖像画 もちろんこの会場にも3点が飾られていた ただ撮影は禁止 1880年頃の作品 印象派の中でも唯一労働者階級だったルノワール 楽しくなる絵しか描かないと幸福感に満ちた作品を描き続けたそうです
ゴーガンの作品は「ウバウバ」という炎の踊り 1891年の作品 近代社会に別れを告げてタヒチへ渡り人間と野生の自然の神秘的な関係性を探ったゴーガン しかし原始的な楽園からほど遠いものだった
最後はモネの「睡蓮の池」 1907年の作品 連作シリーズで大人気画家となったモネは「積みわら」「ポプラ並木」を描いたがやはり1898年頃から自宅で池を作り描いた「睡蓮」が有名 この絵は普段私たちが見る太鼓橋の下の睡蓮ではなく花や葉 水面が中心となっていて睡蓮らしくないのが良い 後期の作品のようである
他にもドイツからユリィの「冬のベルリン」「夜のポツダム広場」も写真撮影がOK その場所には多くの人が撮影していた
今回は東京と大阪での展示 イスラエル博物館(エルサレム)所蔵の69点がほとんど初来日の作品 これが近くで見ることが出来ることは幸せである