2019年7月26日金曜日
梅雨明け 天神祭 猛暑
25日は菅原道真の月命日 1月の25日は初天神 12月の25日は終い天神 そして何故7月25日が天神祭なのか 一説によると暑い中皆元気で暮らしているかを見るために道真公が天から降りて来るとのこと ホンマかいな
たまたま「天満天神繁昌亭」に来たので帰りに天神祭の雰囲気を味わった そういえば会社員時代はお祭りの日は半ドンだった 氏神さんが天満宮だったからだろう 正月の祈願も天満宮で参拝した
京都では17日が祇園祭の前祭り そして24日が後の祭り 翌日の25日が天神祭 日本三大祭りときたらもう一つは「春の山崎パン祭り」 と笑福亭呂竹さんが繁昌亭で言っていたが・・・本当は江戸の神田祭
17時前に御神輿が西門から出てきた 西日が眩しい 祭りは大川での「船渡御」がクライマックス 大川には見物のための大きな船も待っている そして景気よく花火 道真公へのプレゼント 祭りはただそれだけである 祇園祭も山鉾を引くだけなのだが
ところで道真公は平安時代後期の人物 宇多天皇 醍醐天皇の時代である 貴族 学者 歌人 政治家などの顔を持つ 最終的には藤原時平氏との政権争いに敗れて左遷の運命に 優秀過ぎてねたまれたようである 大宰府で没 58歳だった そして今 学問の神様として拝められている 大宰府で詠んだ名句「東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花、主(あるじ)なしとて春な忘れそ」を思い出す 梅の咲く頃の歌である
道真公は4年間讃岐に居たこともある 「道真公42歳の御時 讃岐の国司に任ぜられ滝宮の官舎に住まわれた跡が現在の神社境内地と伝えられている」(田村神社のHP)国庁は現在の讃岐府中駅の近くにある香川県埋蔵文化財センター付近にあったと言われている JRで坂出から高松に向かって右手にある 坂出から八十場を過ぎて鴨川と讃岐府中の間に国府跡が見える この辺りは国分寺もある また讃岐の一宮さんの田村神社もある
道真公在職時代に何日も雨の降らないことがあった 昔から讃岐は雨が降らない地である 道真公は人民を救うために断食をして祈祷した これが雨乞い念仏踊りの始まりという だから滝宮は由緒ある地なのである 同級生の久ちゃんもその末裔かもしれない・・・知らんけど しかし梅雨明けとなった途端に猛暑 今年も熱帯夜が怖い 31日には住吉大社の大祭が開かれる 夏祭り真っ盛りである
2019年7月15日月曜日
兵庫県立美術館は素晴らしい
蝉が泣き始めた 7月5日 ニイニイゼミだろうか もう梅雨明けは近いのか 今年は梅雨入りが遅かった 平年は祇園祭の前には開けていたが今年は遅くなるだろう あの暑い夏がもうすぐやってくる
休んでいた「似顔絵教室」を7月から再開した 先生から「印象派」の展覧会を兵庫県立美術館で開催していると聞いて早速足を運んだ 阪神岩屋駅から海に向かってミュージアム通りを歩くと約10分 逆に山に向かって歩くと王子動物園と横尾忠則美術館にたどり着くミュージアムロードである
この県立美術館は安藤忠雄さんの設計 5月には安藤さんの作品を常設展示しているコーナーが出来た 「青いリンゴ」も安藤さんの「青春」をイメージしたオブジェである 館内は「遊び心」をあちこちに仕掛けしている それを見るのも楽しい
今日のお目当ては「吉野石膏」のコレクション タイトルは「印象派からその先へ」神戸でルノアールに会うというのがサブタイトルである なんと72点の展示があった コロー、ミレー、クールベ、マネ、モネ、シスレー、ルノアール、ドガ、ピサロ、セザンヌ、ゴッホの印象派 そしてモダンアートのルオー、ボナール、マティス、ルソー、ミロ、ピカソ そしてエコール・ド・パリのユトリロ、キスリング、シャガールなどなど 日本でお馴染みの画家が登場する いわゆる世界の名画ではないがよくも集めたものだと感心する
吉野石膏といえば「タイガーボード」で有名 非上場会社であるが極めて優良な会社 山形県吉野村が創業の地であるため多くの洋画・日本画を山形県や天童市に寄贈している こういう文化貢献も素晴らしい
「シュザンヌ・アダン嬢の肖像」は先生曰く「パステルならではの柔らかい色彩と軽やかなタッチとで夢見る少女の空気感を見事に表現しています」とのこと ルノワールの1887年の作品である
9月には香川県坂出市の県立東山魁夷美術館で吉野石膏の日本画のコレクション展が開かれる これも香川県の人は是非鑑賞して欲しい
2019年7月6日土曜日
G20大阪 無事終わる
朝顔がたくさん咲いていた 残念ながら鉢植えの朝顔だった 朝顔といえば弦・・・「朝顔に釣瓶取られてもらひ水」の句を思い出す 加賀の千代女の句とか「朝 井戸で水を汲もうとしたら朝顔の弦が井戸の釣瓶にからんでいた 朝顔の弦を切るのは忍びないということで 水を他に借りに行った」という意味である 実に創造性豊かな句である 古典落語でも「加賀の千代」という噺がある これはオチに「加賀の千代」を「かかあのちえ」としているだけの噺であまり名作ではない
さて6月28日(金)と29日(土)に大阪でG20が開かれた この週は月曜日から大掛かりな警備体制に入っていた いや6月に入ってから大阪市内は他府県の警察官が目立っていた 全国30万警察官の1割が大阪に結集していたのである 駅は勿論 JR 地下鉄の中にお巡りさんが目を光らしていた 神奈川県警 福島県警を見かけた 大阪府警は駅付近が多かった 要人に同行した人たちの「シャトルバス」も待機していた 道を尋ねて話しかける人もいたがあれはまずい その一瞬のすきに狙われたらアカン 私も「テロ」に巻き込まれてはいけないという考えから盛り場には出なかった 市内は本当に閑散としていたのは皆さん同じ考えだったのだろう
G20の会場は咲洲 数年前まで「南港」と言っていた 埋め立て地である この広大な埋め立てのおかげで大阪府の面積は香川県を上回り 香川は日本で一番狭い県になった この咲洲の北側に舞洲という埋立地がある そこで2025年に万博が開かれることになっている
G20の最中は各局が競って報道していた プレスセンターの食事場所ではタコ焼きやお好み焼き、串カツなどの大阪B級グルメが振舞われた 大阪迎賓館での食事にはさすが「粉もん」は出なかったらしい
なにわさておき世界の「宴」は終わった イランとアメリカ ロシアとアメリカ 中国とアメリカ 北朝鮮とアメリカ 日本も良い顔ばかりしておられない ただ今回の警察の警備は最高の警備だった 警察官になった同級生もいるが彼らも安心したことだろう
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