長い長い修学旅行も遂に最終日を迎え長崎に 長崎は異国情緒の溢れた素敵な街だった 特にグラバー園から見た長崎の港は目に焼き付いている 大浦天主堂も 今までの都市とは違う新鮮さを感じた 市内を走る路面電車も珍しかった なぜ原爆がこのような美しい街を選んだのだろうか
さて 長崎では自由時間があった お友達を誘って市内巡りをして良いということだった 暁子さんを誘ったのだ 中学時代の同級生でもあったが宏子さんの心友でもあった その頃私はえくぼの可愛いい宏子さんと清い交際をしていた 彼女が修学旅行に行けなくなり残念な思いだった その私を慰めるかのように暁子さんが気持ちよくお相手をしてくれた 二人で諏訪神社の階段を登ったことを思い出す この時初めて100グラムがどのくらいかを知った 果物屋さんに蜜柑があった 100グラム10円とある 思わず100グラムいた・・・とは言わなかったが 果物屋さんはおおきい蜜柑をひとつ出してくれた 蜜柑ひとつが100グラムだった もちろん暁子さんの分も買った こんな体験は実によく覚えているものだ
初恋はいつだったのか 中学のときある家庭によばれたことがある 葉子さんの家だ 彼女の部屋で何人かで遊んだことがある ピアノがあったような いかにもお嬢さんといった感じだった 特に恋心は抱かなかったが異性は感じた それから高校時代に 清い交際は高校時代で終わったが良き思いである
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