阿蘇の次は熊本 ここでも星野先生のほかに左端に綾井先生がいらっしゃる 綾井敬典先生は昭和35年4月に一高に赴任 国語を担当 星野先生の2年先輩だ 先日ご逝去された桑田先生が昭和36年だから1年上となる計算 きちっとされていたことを思い出す もっともどの先生も真面目である 当たり前で教師はいい加減な人はいない
ところで国語というのはどんなことを教えてもらったのか学んだのか 覚えていないのは残念だ しかしひとつ覚えていることがある その頃たしか23時ころからかラジオで大学受験講座があった 試験の前夜に聞いた国語の問題がほぼそのまま出たのには驚いた 松島栄一さんが書いた「忠臣蔵」(岩波新書)から問題が出た これだけは覚えている おかげで「合格」することが出来たのである こんなこともあるから最後まであきらめたらアカンということ 旺文社さんありがとう 蛍雪時代という雑誌は今もある 旺文社といば赤尾好夫さん 赤尾の豆単は当時のベストセラーになった 最近入学試験問題を見たがとてもとても歯が立たないことが分かった 全入時代の今 これから高校の教育過程が大幅に変わるようで先生も大変な時代になった