2020年11月22日日曜日

斑鳩の里を歩く


千早振る神代もきかず龍田川 からくれなゐに水くくるとは で有名な奈良の竜田川 秋のある日 訪ねてみた まずはJR三郷駅で下車して龍田大社へお参り ここは風の神で知られる全国でも有名な神社 コロナの収束を祈願する そして駅に戻って王寺駅に ここからバスで竜田大橋で降りる 竜田川は千早振るの里 初めての訪問 前から行きたかったところである 百人一首にも出てくる色男の在原業平がかって恋愛関係にあった二条妃(高子)に対する恋愛の歌である 落語にもこの千早振るは出てくるし映画でもヒット

落語では「百人一首かるた」に出てくるこの句の意味を聴かれたご隠居さん 珍説を語る 龍田川は相撲取りである 千早は吉原の太夫 遊びに行き千早太夫に振られた龍田川 千早の妹分の神代にも頼んだが聞き入れられず 傷心の龍田川は実家の豆腐屋に戻った おからを作っているとみすぼらしい女が店先に立っていた なんとその女の人が千早 龍田川はそれに気づいておからをあげなかった おからをもらえなかった千早は嘆いて井戸に入って投水した という話 オチは最後の「とわ」というのはなんだと聞かれてご隠居さん「とは」は千早の本名である で終わる

この日の竜田川はまだ紅(くれない)には早すぎた 多分11月末には真っ赤に染めるだろう なお「竜田揚げ」の名の由来は揚げた肉の赤色と衣の部分的な白色が竜田川の紅葉と光る水面に似ているところからきている

ここから法隆寺は歩いて30分と近い せっかく来たのだから足を延ばした 修学旅行の生徒もちらほら 拝観料は1500円 世界最古の木造建築・法隆寺 聖徳太子 没後1400年 日本初の世界遺産 国宝・釈迦三尊像 金堂 五重塔 夢殿 以前ブラタモリで紹介されたもうひとつの法隆寺の位置も確認した(非公開)この斑鳩の里には「藤ノ木古墳」もある なお法隆寺は別名斑鳩寺という イカルガという鳥が当地に居たので斑鳩と名付けられた





   

 

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