2022年8月13日土曜日

高瀬舟の始発点は二条通り 南



鴨川から水路を引き 川の水を取り入れて作ったのが高瀬川 川というより運河である 慶長19(1614)年のこと この川が大阪との商売をつなぐ 行き交う舟を高瀬舟という 途中の西側にいくつもの引き込み口をつくりそこで荷下ろししていた 今残っているのはひとつだけである 一之舟入 日銀京都支店の裏にある 古い地図には南側に二之舟入 三と続く 全部で九つあった 作ったのが角倉了以なので別名 角倉川と言われる
角倉了以は嵐山の渡月橋をかけた人物でもある 豪商であったからお金はたっぷりあったに違いない この始発点の対面に自宅があった 今は「がんこ寿司」になっている このがんこの庭に鴨川を通した 先日のブラタモリで紹介していた
鴨川をよく観察してみると大きな川の両側に小さな川がある 西側の鴨川右岸は夏の風物詩の納涼床の下を流れている 丸太町の南から分かれる「みそそぎ川」と呼ばれている 五条大橋あたりで終点 東山の眺めもいいのでこの遊歩道は人気 東側の鴨川左岸は二条大橋くらいから始まる 琵琶湖疎水から南禅寺 平安神宮 岡崎を経て鴨川に合流している川である 左岸は長く続いて桂川と伏見区で合流 その桂川と宇治川と木津川が合流して淀川になって大阪まで流れている



 
 

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